UNHALFDRAWING HORIZONTAL SWEAT SHIRTS
(chanpion logo)
■刺繍
ヌノヤギ 高橋由紀
東京出身・在住の手刺繍作家
動物、アウトドアグッズ、自転車、人物、楽器、建造物など気になるものを布や刺繍で作って愉しんでいます。
UNHALFDRAWINGの定番のオリジナルスウエットシャツは
1950年代のクラシックスタイルを再生ポリエステルで
現代版に昇華させた唯一無二の存在感がある。
何度着ても感心させられる出来で、僕はこの一枚が大好きだ。
だから立沢さんからこの横編みの
ホリゾンタルスウェットモデルを作りたいと言われたときは
正直ピンとこなかった。
しかし1700枚以上は古着のChampionリバースウィーブ®︎を物色してきたという立沢さんの、
綿の一番良い縮み具合のシルエットをpolyesterで再現したいという熱意と、
高橋さんの膝を打つ「チャンピオンロゴの独自解釈」が融合したこの一枚は“パロディこそ、
とことんやりきる“という熱さを帯びた一枚になっている。
"再生“がテーマのUNHALFDRAWINGにとってこの2つのハンパじゃない(UNHALF)情熱から学ぶものは多い。
少なくとも私の価値観を大きく変えたのだから。
海千山千會 千代田高史
nunoyagiさんのパロディの引き出しは幅広い。
高尚なものも、下世話なものもある。捻ったものも、ベタなものもある。
そこに自由で陽気な、子供のような視線を感じる。
子供の眼で親父ギャグを放つと、漫画雑誌『週刊少年チャンピオン』のマークが、
米国スウェットシャツの帝王『Champion』のパロディとなるのか。
そこでChampionリバースウィーブ®︎を大研究して、
UNHALFDRAWING版のソレを完成させた。。
ドカベン、魔太郎が来る‼︎、キューティーハニー、ブラック・ジャック、がきデカ、
エコエコアザラク、750ライダー、70年代黄金期にあった少年チャンピオンは
帝王『週刊少年ジャンプ』をついに売上で上回った。
その絶頂期に誕生した新連載『マカロニほうれん荘』の
主人公のひとりトシちゃんこと膝方歳三の眉毛を、
nunoyagiさんは少年チャンピオンのマークの髭と入れ替えている。
漫画のような話だけど、漫画家のような突飛な発想と丹念な手作業で、
一針一針刺繍された有り難いマークが出来上がったと思う。
UNHALFDRAWING 立沢トオル