海千山千會 - うみせんやませんかい

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NALUTOTRUNKS
"GENTEMSTICKの手先"
海千山千會|GENTEMSTICK

  • material

    表面:cotton 100%
    インナー:polyester 100%
    徳島鳴門のWatanabesによる藍染

  • size

    28-34(詳細は上記右端写真のチャートを参照)

  • note

    限定40枚生産

【生産受付 12/16(金)〜12/23(金)】
限定生産品につき数量限定で販売。販売後に縫製を施します。納品は来春を予定しています。詳細な納期は決済後ご案内させていただきます。

¥38,500(in tax)

ぼくは渡邉健太、山口輝陽志両氏に頼む本藍染ナルトトランクス海千山千會ヴァージョンの図柄は植物と決めている。
それは無花果の葉で淫部を隠した謂れも西洋にはあるが、藍、楮、苧、麻そして木綿と古来日本人の生活は草木と共に成り立ってきたからだ。

また陽気な南国の花やモンステラの葉でなく、五年前に作った病葉(わくらば)や三鈷の松のような異形を図柄のモティーフする訳は、海千山千會を知る人にはもうご理解いただけると思っている。

ただ今回は特別企画として異形の植物ではなく、GENTEMSTICKファウンダーでスノーサーファーの玉井太朗氏の手を図柄にした。実際彼に撮影してもらったものを図柄に書きおこしたので創作ではない。

ぼくは人の手にとても興味があるようで、とくに物を作る人の手先を見るのを好む。どんな職業にも洗練された手の動きはあるし、固有の癖もあるかも知れないが、それが人間を顕すひとつの特徴であるとも考えている。過去ポケベルを叩いた高校生たちの親指も、また日本人の手だと思っている。
渡邉くんが生地を染めたり、輝陽志くんが裁断縫製したり、玉井くんがボードを仕上げること自体にも無論感心するが、彼らの美しい手の動きにいたく感動することがぼくは多いようだ。

海千山千會 立沢木守

山に、川に、海に、普段使いに、いつでもずっと履いていられるショートパンツが欲しいと常に探していた。そして僕の強い想いが友人に届き山口輝陽志を紹介してもらった。彼は徳島県鳴門市のNALUTOTRUNKS(山口縫製)で、僕が理想とする素肌に履いた時の肌触りの良さ、使っていくうちに体に馴染む仕立て過酷な使用に耐えるタフネスさを備えたサーフトランクスを縫っていた。

コットン100%で作られた柔らかいサーフトランクスは、世界中探してもあまりない。さらにナルトトランクスは裏地に吸水速乾の薄いライナーを縫い付けてあり、いつでもサラッと履けるのがポイントだ。
真夏にノーパンで履くとサイコーに気持ちが良い。素肌を包み込んでくれるような着心地は、間違いなく唯一無二と言えるだろう。

藍染には昔からの先人の知恵で虫や蛇を寄せ付けない事。着ていると擦り傷や肌荒れが直ったりと実際に薬理的効能を期待し、旅の服として活用されてきた。化繊ばかりの現在では意外であるが藍で染めた生地は山を遊ぶには最適な染技術である。またジーンズのように自然な色落ちが美しく魅力的だ。

最高の素材と縫製、アート、藍染によって出来たこのショーツは決して安くはない。しかしエージングを楽しみながら履きこなしてゆく年月を想像して考えてもらいたい。そして擦れたり穴が空いたら、ぜひ鳴門の工場に連絡をして修理を依頼してもらいたい。「よぉ~履きこみましたねぇ、コレ。」きっと笑って山口輝陽志が出迎えてくれるだろう。

海千山千會 千代田高史

NALUTO TRUNKS & CO.
ナルトトランクス(山口縫製)

徳島県鳴門市で1975年からスイムウエア、サーフトランクスを一枚一枚に心を込め丹念に縫製しているファクトリーです。量産品では得られない履きご心地には定評があります。

藍染 Watanabe’s
藍師・染師 渡邉健太

阿波藍の産地として知られる徳島県上板町を拠点に、藍の栽培から、染料となる蒅(すくも)造り、藍染液の仕込みと染色、製品に仕上げるまでを自らの手で一貫して行う。蓼藍という植物の葉を乾燥、発酵させてつくる蒅をもとに、日本の伝統技法 ’’天然灰汁発酵建て’’ を用いてつくられる藍色は、深みのある、冴えた色合いが美しく、色移りしにくいという特徴を持つ。古き良き日本の伝統を残しつつ、新たな機軸で藍を伝えるべく、国内外で幅広く活動を行う。